おにぎりはまだRice Ball。『ONIGIRI』と表現されるように世界に広めていきたい。
川島亮人
取材日:2020.08.02
食に関わりたい想いから、おにぎりにスポットを当て、【おにぎりマイスター】として全国のおにぎり屋を訪ね、実際に自身で食べたうえで紹介するサイトを立ち上げ、世界にONIGIRIを広めたいと考えている川島亮人さんにお話を伺いました。
まずは行動。自分の手で足で口で。
にっちゃん
Nicchan
にっちゃん
Nicchan
実は川島さんのことは前から存じ上げていたのですが、こうやってお話するのは初めてです。
「川島さん」ってちょっと余所余所しいので「亮人さん」て呼んでも良いですか?
川島さん
Mr.Kawashima
はい、それで良いですよ。
にっちゃんさんのことも知っていました(笑)
実は『まい芯』をお手伝いしていたんですよ。
※まい芯:おむすび2020実行委員会が運営する
三軒茶屋に期間限定でオープンしていたおにぎり屋
にっちゃん
Nicchan
え!そうだったのですか!?
誰かの紹介でお手伝いを?
川島さん
Mr.Kawashima
いえ全く。
おにぎりのメディアをやるにあたって、SNSで情報収集していたときに、おにぎり屋オープンの情報をキャッチしました。
何かお手伝いしたいなと思い、直接代表の方へ連絡しました。
にっちゃん
Nicchan
すごい行動力ですね。
ご自身でもお店を経営されているのですか?
川島さん
Mr.Kawashima
お店はやっていません。
メディアを運営しています。
ブログを書いたり、他には月1でおにぎり交流会を開催しています。
にっちゃん
Nicchan
おにぎり交流会!
どんなことをされるのですか?
川島さん
Mr.Kawashima
都内のイベントスペースで、人を集めておにぎりを食べる会です。
定番のおにぎりの他にも、考案した試作おにぎりを作ったりします。
にっちゃん
Nicchan
サイト拝見しました。
あまり見たことのない斬新なおにぎりが多いですよね。
ご自身で生み出されているのですか?
川島さん
Mr.Kawashima
そうですね。
もともとある料理の組み合わせを、おにぎりと融合させたらどうなるか、という観点で考案しています。
にっちゃん
Nicchan
これはヒットしたな!と言うおにぎりはありますか?
川島さん
Mr.Kawashima
ヒレカツ梅、ヒレカツたらこなどは女性に人気ありましたね。
和牛の肉巻きおにぎりも高級感があって好評でした。
にっちゃん
Nicchan
ヒレカツ美味しそう!
川島さん
Mr.Kawashima
結構合いますよ。
梅をいれることでさっぱりして、より食べやすくなります。
にっちゃん
Nicchan
これは、交流会に参加したら笑顔になっちゃいますね♪
川島さん
Mr.Kawashima
おにぎりを作っているところから興味を持って見てもらったり、実際に食べてもらって「美味しい!」って言ってもらえることがとても嬉しいです。
にっちゃん
Nicchan
まさに、その場でむすんで提供することの醍醐味ですね。
みんなで一緒に。
にっちゃん
Nicchan
ところで亮人さんはどちらのご出身なんですか?
川島さん
Mr.Kawashima
福島県の会津です。
高校まで住んでいて、大学進学の時に東京に出てきました。
にっちゃん
Nicchan
幼少期はどんな子でした?
川島さん
Mr.Kawashima
小学生から大学までずっと野球をやっていました。
にっちゃん
Nicchan
大学までずっと?
その頃って、サッカーにシフトしてゆく方も多かったのでは?
川島さん
Mr.Kawashima
何人かはやっぱりサッカーに流れてゆきましたけど、仲の良い仲間が一緒だったのでブレることなく野球やってましたね〜。
にっちゃん
Nicchan
大勢で一緒に何かをされることが好きなんですね。
コンテンツとしてのおにぎり
にっちゃん
Nicchan
そんなスポーツ少年だった亮人さんが、おにぎりに
出会ったきっかけは何だったのですか?
川島さん
Mr.Kawashima
実家が肉屋だったので飲食にはもともと興味あったんです。
前職も飲食のECショップの会社でずっと働いていました。
なので自分でも飲食とWebで何か出来ないかなと考えていて、コンテンツを探していたときに『おにぎり 浅草 宿六』さんがミシュランを獲得したことを知り、興味を持ちました。
調べてみると、当時おにぎりに関する情報サイトがなかったので、おにぎりにフォーカスしたサイトを立ち上げたのがきっかけですね。
にっちゃん
Nicchan
確かに、今でもおにぎりに特化した情報サイトってあまり見かけないですよね。
紹介するお店は、必ずご自身で訪問されるのですよね?
川島さん
Mr.Kawashima
はい。
食べることはもちろんですんが、握っているところが見れるようになっているお店では、必ず見ています。
動き方、握り方も人それぞれ違うので見ていて楽しいです。
これはおにぎり屋に限らず、飲食店にいくと見ちゃいますねー。
にっちゃん
Nicchan
それ、わかります!
確かに見入っちゃいますよね。
にっちゃん
Nicchan
おにぎりマイスター以外にも何かおにぎりごとに関わられているのですか?
川島さん
Mr.Kawashima
実はおにぎり屋で働いています。
にっちゃん
Nicchan
そうだったんですか!?
いっぱい情報出てきますね(笑)
やっぱりお客さんで行くのと、実際に働くのとでは
見え方は違いますか?
川島さん
Mr.Kawashima
そうですね、作り手の想いが結構感じられます。
いかにお客さんを満足させられるかを追求しており、経営戦略も含めてかなり勉強になります。
にっちゃん
Nicchan
亮人さん的むすび方のこだわりはありますか?
川島さん
Mr.Kawashima
なるべく手に触れる時間を短くすることを意識しています。
おにぎりは、見た目も含めての料理だと思うので、形や見栄えも重要だと思います。
にっちゃん
Nicchan
なるほど。
それが生ハムや肉巻きなどの試作おにぎりに現れているんですね。
川島さん
Mr.Kawashima
そうですね、インスタ映えとか視覚的に楽しめるように意識しています。
にっちゃん
Nicchan
めっちゃ綺麗!!
RiceBallからONIGIRIへ
にっちゃん
Nicchan
今後、おにぎりとの関わりは何か描かれていますか?
川島さん
Mr.Kawashima
世界的にもっと広まることが出来ればなと思っています。
日本人だけでなく、外国の方にも知って頂けるような活動をしていきたいです。
にっちゃん
Nicchan
外国の方に知って頂くためにはどうすれば良いと思います?
川島さん
Mr.Kawashima
寿司はSUSHI、天ぷらはTEMPURAと表現されますが、おにぎりはRice Ball。
まるいご飯。
これをONIGIRIと言う1つのワードとして広めてゆくことがまず第一かなと思います。
寿司も最初は、外国では日本の一般的な寿司ではなかった。カリフォルニアロールのように。
なので、「日本のおにぎりはこれだ!」と伝えるよりかは、ちょっと形を変えて「これもおにぎりなんだよ」と言うところから徐々に浸透させていくのが良いかなと思っています。
にっちゃん
Nicchan
是非広めていってください!
僕らも便乗させてもらいます(笑)
にっちゃん
Nicchan
最後に、何故おにぎりに関わり続けているかをお聞かせください。
川島さん
Mr.Kawashima
おにぎりはあたり前に昔からあるもの。
だけどまだまだ可能性が無限大にある1つの料理。
その可能性を探り続けてゆきたいと思っています。
名前 | 川島亮人 |
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所属 | おにぎりマイスター |
出身地 | 福島県 |
活動エリア | 東京 |
好きなおむすび | 鮭 |
好きなお米 | 銀河のしずく |
musubi_memo
RiceBallではなく、ONIGIRI。
私たちもOMUSUBIを世界に広めたいと
強く思わされました。
インタビュー&編集:にっちゃん
初めまして。
本来僕たちは、【おむすび】と呼んでいるのですが、
今回は『おにぎりマイスター』の川島さんへのインタビューなので【おにぎり】と表現させて頂きますね。