お笑い、道の駅、ホテル、パン屋、様々な経験を積んで開業2年。でもスタートラインはこれから。
内賀嶋孝
取材日:2020.10.21
熊本県菊池郡大津町にて「むすび屋えん」を営む"おむすびと"の内賀嶋孝さん。
店舗の見た目も可愛らしいそのお店は、実はまだやりたいことの半分程度しか実現していないということで、これからやっていきたいことのお話や、内賀嶋さんが今までどんなことをしてきたのかなどを伺って来ました。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
こちらこそ、よろしくお願いします!
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
実は、去年、熊本に行った時にお店に行かせてもらったことがあるんです!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
え!?そうなんですか?ありがとうございます!
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
でも、その日はえんさんがお休みだったんです。笑
なので、近所にあったクラフトビール屋さんWITCH CRAFT MARKETさんに寄ってビール飲んで帰りました。笑
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
あらぁ〜、そうだったんですね。。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
なので、まだ内賀嶋さんのおむすびを食べたことはないですが、こうやって繋がれて嬉しいです。
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
こちらこそです!
まさに、縁を結んで広げていきたいという想いから「むすび屋えん」としているので、今回のこの取材は、これからまた縁も広がっていきそうで、本当にありがたいです。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
縁を結ぶから「おむすび」というところは、まさに僕らの「おむすび2020プロジェクト」が「おむすび」と表現しているのと同じ理由です!
では、早速、インタビュー始めていきますね!
むすび屋えんが始まるまで
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
「むすび屋えん」として、おむすび屋さんを始める前はどんなことをしていたんですか??
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
気になったら動きたくなるタイプなんで、本当にいろんなことやってきているんですよ!
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
ということは、最初からおむすび屋さんを始めることを目指していたわけではないんですね?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
元々は、お笑いを目指しててですね。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
お笑い!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうなんですよ。
大学時代にはコンビを組んでて、人前で司会したり、ネタをやったりしてたんです。
そこから、相方が仕事につくことになって、ピンでやろうかとか悩んだんですけど、結果としてイベント会社に就職したんですよ。
なので、ある意味、そこで一回夢を諦めたじゃないですけど、そんな感じだったんです。
そこから働いて行く中で、いずれ自分のお店を出そうかなっていうのは考えてたんです。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
そうだったんですね!
そこから、いろんな経験を積んで行くことになるんですね!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうですね。
イベント会社のあとは、熊本の阿蘇にある物産館のテナントで店長をやらせてもらってました。
次は、大学時代にアルバイトをしていたツタヤさんで店舗管理者を募集しているってことでご縁があって、7〜8年福岡で店舗管理を学びましたね。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
若いころから、ご縁を大事に生きてきたんですね!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
ありがたいですね。
で、そこから地元に戻ろうと思って熊本に来たら、新規オープンのホテルがあるということで、これも気になって学んでみたいなと思って、フロント業務と宿泊プランを作る業務など色々やらせてもらいました。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
いずれも、人と関わることをずっとやられてきてるんですね!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうですね。人と接することや会話するのが好きなんですよね。
まだ続きがあるんですよ。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
経験豊富!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
ホテルの次は、今度は、飲食を学んでみたいなと思ったんです。
そうしたら、熊本で5店舗ほどやっているパン屋さんで店舗管理ができる人を探しているってことだったんで、パン屋さんにお世話になったんです。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
パン屋さんも経験してるんですね!!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうなんですよ。店舗管理の仕事ではあったんですが、現場のことも知っておきたいなと思って、実際にパン作りも一緒にやってました。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
すごい!パンも作れる、おむすび屋さん!
ここまでの話で、おむすびの気配がまだゼロなんですが、、何がきっかけだったんですか?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
パン屋さんのあとに、道の駅で店舗管理者の仕事をしていたんですが、道の駅で働いているときに、熊本であの大きな熊本地震がおきたんです。
自分は南阿蘇の方の道の駅だったんですけど、そこで炊き出しを行ってですね、そのときに思ったのが、パンとかの食料もありがたかったんですけど、おむすびを食べた時のホッとした感じを体感したんです。
炊き出しのおむすびを食べてる方の、そのホッとした顔を見ている時に、あ!これだ!って思ったんです。
おむすびなら、流行りすたりがなく、笑顔を与えられる最高なものだなって。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
そういう原体験があったんですね。
それで、もともと考えていた、自分のお店をいつか出したい!って思いとリンクして、おむすび屋を出そうという思いに変わったんですね。
そこからは、すぐに独立されたんですか?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
いつ出すかは、ずーっと悩んでたんです。
娘が今、高校生なんですけど、卒業するまでは無茶しちゃいかんかなとか、安定した仕事しなあかんかなとか、ってやってたんですけど、ある日に、当時お世話になってた会社の社長に店舗責任者をやらないかって話があったんです。
それを聞いたときに、これを受けたらもうやめられないなって思ったんですよね。
じゃあ、道の駅で、ずーっと残り20年やりたいのか?って考えた時に、違うなって思って、そのときに、一念発起して、社長に、やりたい店があるんですみませんっていって、動き出した感じですね。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
それは、40才を過ぎたタイミングだったんですね。
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
独立するのって、なかなか勇気がいるんですけど、40過ぎても、人生やりなおせる、チャレンジできるって思ってですね、一回お笑いの夢を諦めているんで、今度こそ、人生後悔しないようにって思って一念発起しましたね。
そこから、店を始めて、今2年とちょっとです。(取材は2020年10月)
むすび屋えんが目指す未来像
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
2年やってみて、どうですか?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
まだまだ、やりたいことの半分くらいしかまだできてないですよ。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
どんなお店にしていこうと考えているんですか?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
今は、テイクアウト専門と外部でのイベントに出店する形をとっているんですが、最初から考えているのは、イートインが出来る、おむすびカフェにしたいなと思っているんです。
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
知名度もなんもないお店がカフェを出してもしょうがないっと考えて、2年くらいは物産館とか、いろんなところにおむすびを置いてもらったり、マルシェに出店して名前を覚えてもらおうと考えてやってきたんです。
それで、今年の8月でちょうど2年。
おむすびカフェの場所もだいたい決めていて、物件も決めつつあって始めようと思っていたのが2月頃だったんですよ。
そしたらコロナが広がっていったので、一旦、ストップして様子を見ながら現在に至るというところです。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
今年は、ちょうど節目になる年だったんですね!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうですね。
おむすびカフェのスタイルになってからが本当のスタートだと思っているので、焼きおむすびの出汁茶漬けを出したりとか、イートインなので出来立てのおむすびを提供したりとか、おむすびだけど、こんなこともできるんだっていうアレンジもしていきたいですね。
テイクアウトももちろんしたいし、ドライブスルーみたいなことにも対応できたらいいなと思いながら準備していますよ。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
いいですね!
まだまだワクワクすることがこれからたくさん待ってますね!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
そうですね。
まさに、これから、もっともっと縁を広げられればなぁと思います。
すでに縁結びのエピソードはお客さんから聞くことがあるんです。
例えば、入試のとき買って食べて行ったら合格したとか、
おむすびを買って帰ったらご懐妊が発覚したとか、
なので、このおむすびで、恋愛的なえんだけじゃなくて、いい意味でのいろんなえんをおむすびカフェスタイルになってさらに広げていきたいですね。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
そういう報告をお客さんから貰えるのは、すっごく嬉しいですよね!
内賀嶋さんにとってのおむすびとは
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
まだまだいっぱい聞きたいことはあるんですが、最後の質問にしますね。
内賀嶋さんにとって、おむすびとは、どんな存在ですか?
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
人を笑顔にするもの、ですかね〜。
どんなに疲れてても、どんなにへこんでても、おむすび食べたらニコってしちゃうっていう。
おむすびマンくぼ田
omusubi man KUBOTA
僕も早く、内賀嶋さんのおむすび食べたくなってきました。
熊本に行くのが、楽しみになりました!
本日は、どうもありがとうございました!
内賀嶋さん(むすび屋えん)
Mr. Uchigashima
こちらこそありがとうございました!
引き続き、よろしくお願いします!
musubi_memo
考え方や、人生のこれまでのキャリアなどに、共通する部分が多く、おむすびマンくぼ田としては個人的にとても親近感かんじるインタビューでした。
また、職業経験が豊富ということもあって、とても、考えて考えて、戦略を立てておむすび屋さんをやっているんだなぁという印象がありました。
そこに、内賀嶋さん自身の柔らかくて優しい人柄がかけあわさって、今後、ますます素敵な「むすび屋えん」になるんだろうなぁと思いました。
ぜひみなさんも、熊本県に行く機会があったら、内賀嶋さんにも会いに行ってみてください!(会いに行ったら、注文するのは一番人気の赤牛ハンバーグがおすすめっ!)
インタビュー&編集:おむすびマンくぼ田
内賀嶋さん、こんにちは!
今日はよろしくお願いします!